
|
 |
 |
 |
 |
キャットラボ®FeLV/FIVはイムノクロマトグラフ法を用いて猫白血病ウイルス(FeLV)抗原と猫免疫不全ウイルス(FIV)抗体を定性的に検出するキットです。現在、26カ国で販売されており、優れた検出感度と特異性により愛用されている製品です。 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
判定基準
●展開液滴下後10分後に、デバイスの判定窓の上部に刻印された「T」の位置のテストライン「C」の位置のコント
ロールラインに現れてくる薄赤〜赤紫色の線を目視により確認する。
●コントロールラインに赤紫色の線が出現すれば、正常な試験が行われていると判断される。
●テストラインに赤紫色の線が出現した場合に陽性と判定し、赤紫色の線が出現しない場合には陰性と判定する。
*テストラインの赤紫色の線が薄い場合も陽性と判定する。
*コントロールラインに赤紫色の線が出現しなければ、正常な反応がなされていないと判断されるので、別のデバイ
スを用いて再度試験を行う。 |
 |
 |
 |
2001年〜2010年の10年間で日本全国各地の家猫合計17,392頭のFeLV抗原陽性率・FIV抗体陽性率を検査した成績が報告されています。
その報告では、純血種では顕著に減少していますが、雑種においては、前半5年間(2001年〜2005年)よりも後半5年間(2006年〜2010年)のほうが、FeLV抗原陽性率・FIV抗体陽性率共に有意に増加していると報告されています。
また、去勢無しのオス猫では5歳頃にFIV抗体陽性率40%以上という高い陽性率も報告されています。 |
 |
 |
 |
効能または効果 |
猫の血中における猫白血病ウイルス抗原および猫免疫不全ウイルス抗体の検出 |
成分および分量 |
1)デバイス
FeLV抗原検出部:1回測定分中
マウス抗FeLVp27抗原モノクローナル抗体 …………………………… 0.75-1.25μg
山羊抗マウスIgGポリクローナル抗体 ………………………………………1.6-2.4μg
金コロイド標識マウス抗FeLVp27抗原モノクローナル抗体 …………… 0.75-1.25μg
FIV抗体検出部:
BSA-FIVgp40合成ペプチド …………………………………………………0.2 -0.4μg
プロテインA ………………………………………………………………… 1.5-2.5μg
金コロイド標識プロテインA ………………………………………………0.75-1.25μg
2)展開液1容器(ドロッパーボトル)6mL中
リン酸水素ナトリウム二水和物……………………………………17.7-21.7 mg
リン酸二水素ナトリウム二水和物………………………………… 0.81-0.99mg
塩化カリウム……………………………………………………… 1.08-1.32 mg
塩化ナトリウム…………………………………………………………70-140mg
3)付属品
サンプルピペット |
用法および用量 |
検査方法
1)付属のピペットで検体(全血、血漿、血清)1滴を検体滴下孔に滴下する。
2)検体が吸い込まれるのを確認した後、直ちに展開液を垂直に持ち検体滴下孔に5滴滴下する。
3)室温で展開液滴下後10分後に判定する。
判定基準
展開液滴下後10分後に、デバイスの判定窓の上部に刻印された「T」の位置のテストライン、「C」の位置のコントロールラインに現れてくる薄赤〜赤紫色の線を目視により確認する。コントロールラインに赤紫色の線が出現すれば正常な試験が行われていると判断される。
テストラインに赤紫色の線が出現した場合に陽性と判定し、赤紫色の線が出現しない場合には陰性とする。なお、テストラインの赤紫色の線が薄い場合も陽性と判定する。
コントロールラインに赤紫色の線が出現しなければ、正常な反応がなされていないと判断されるので、別のデバイスを用いて再度試験を行う。 |
使用上の注意 |
一般的注意 |
1.定められた使用方法を厳守すること。
2.本製品は、使用目的において定められた目的にのみ使用すること。 |
使用時の注意 |
検体に関する注意
1.血清、血漿または全血が使用可能である。
2.全血を使用する場合には必ず抗凝固剤(EDTA、ヘパリン等)を加えること。
3.抗凝固剤が入っていない全血を検体として扱う場合は、採血後直ちに検査を実施すること。
4.凝固した検体は使用しないこと。 |
検査時の注意 |
1.必ず同梱されているキットを使用すること。
2.検査中はデバイスを常に水平に保つこと。
3.感染のおそれのある血液などの取扱いおよび廃棄は慎重に行うこと。
4.検体と展開液を正しく滴下すること。ピペットおよびドロッパ―ボトルは垂直に持つこと。
5.検査を行う際、バックグラウンドが薄いピンクに染まることがあるが結果に影響を及ぼすものではない。 |
取扱い上の注意 |
1.外観または内容に異常を認めたものは使用しないこと。
2.使用期限の過ぎたキットは使用しないこと。
3.異なる製造番号の試薬を組み合わせて使用しないこと。
4.使用済みの容器等は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 |
保管上の注意 |
1.小児の手の届かないところに保管すること。
2.キットの品質に影響を与えるおそれがあるので、直射日光、高温または凍結を避けて保管すること。 |
その他の注意事項 |
猫白血病ウイルス抗原または猫免疫不全ウイルス抗体の有無を診断する場合、本キットの結果だけではなく、臨床的背景、病歴、臨床症状を参考にして総合的に判断すること。 |
|
貯蔵方法 |
室温保存(1‐30℃) |
|
使用期限 |
キットの外箱に記載 |
|
キットの構成 |
デバイス………………………………………10枚
展開液………………………………………… 1本
サンプルピペット………………………………10本 |
|
 |
 |
 |
 |
 |

キャットラボ®FeLV/FIVの測定原理は?

イムノクロマトグラフ法を用いて猫白血病ウイルス(FeLV)抗原と猫免疫不全ウイルス(FIV)抗体を定性的に検出する急速免疫検査法です。
滴下孔では、金コロイド標識物と検体中のFeLVp27抗原と抗FIV抗体が結合します。こうしてできたFeLV抗原複合体およびFIV抗体複合体は、毛細管現象によりニトロセルロース膜上を移行します。これらの複合体はテストラインで抗FeLV抗原p27モノクローナル抗体およびFIV抗原に捕えられ、発色粒子の堆積により薄赤〜赤紫色の線として現れます。
|

検体(サンプル)は何ですか?

全血、血漿または血清1滴を検体(サンプル)として使用できます。全血を使用する場合は、抗凝固剤(EDTA、ヘパリン等)を加えてください。抗凝固剤が入っていない場合には、採血後直ちに検査を行ってください。
|

判定には何分間、必要ですか?

室温で展開液を5滴滴下後、10分間です。
|

テストラインの赤紫色の線が薄い場合はどのように判定しますか?

陽性と判定してください。
|

コントロールラインに赤紫色の線が出現しない場合はどのように判定しますか?

正常な反応がなされていないと判断されるので、別のデバイスを用いて再度試験を行ってください。
|

有効期限は何ヵ月ですか?

室温保存(1-30℃)で、製造後24ヵ月です。
|
CAT LABOはアリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス株式会社の保有する商標登録です |